エターナルフォースブリザードヒラスズキ

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朝起きると磯ヒラスズキがこの世を支配する異世界に転生していたので元の世界に帰るためにヒラスズキ王を倒すことにしました。

とりあえず最初の磯に向かってみると・・・





結構なシケ具合なのに先行者が。

ほー、キミ今日ここでやれるんか?

無理ちゃうん?

ん?

(意訳:ビビって早く帰れよ・・・頼む帰ってくれ・・・)

なに・・・この荒れ具合でそっち行くんか?

(意訳:しょぼいけど比較的安全なクソ磯と素晴らしいけどちょっと危ない磯の2つの選択肢があって、しょぼ磯を選んでくれと必死に願うもどうやら良い磯を選んだようだ)

よろしい、ならば戦争だッ!

絶対にこのショボ磯で先行者の眼前で釣って戦闘力の違いをみせてやるッ!
(開始早々は湾を挟んで対面する形になるのでお互いの姿がハッキリ見える・・・お互いのポイントにはルアーは交差しないし狙えない)





というか、キミのその装備、その歩き方、ちょっと怪しいナ・・・多分こういうコンディションの磯で単独釣行やっちゃアカン水準の人やな。
その立ち位置危ないで・・・?

よし、お兄さんが早めにショボ磯で釣ってみせてショボ磯の素晴らしさをアピールし、すぐにショボ磯から撤退してキミをこのショボ磯に誘導してやろう。
(あくまで人道的救助活動である・・・けっしていい磯から先行者を剥がそうとしているわけではない)


というわけで意識を体内を巡るマナと海のサラシに集中し、自分が持つ最大最強の釣呪文を詠唱・発動させます




ふぅ~




エターナルフォースブリザードォッ!!!!




この呪文を唱えると詠唱者の魔力に比例する範囲のヒラスズキが強制的に目の前のサラシに集められ、その中でもっともレベルが高い個体がチャーム状態(状態異常:行動指定不可、視界の中に入った小魚形状の物体に100%の確率で攻撃を実行)に陥り、即座にフックアップします。


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ちっ、オレの最強魔法でもこの程度(多分40~45)かよ・・・なんてボヤいている暇はありません。

ワザと処置(撮影とか針外しとか)を先行者から見える位置でやって魚体を見せびらかすようにリリースします。


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グフフフ、みとるみとる、こちらが気になるじゃろうて・・・・

ここからが役者としての演技のみせどころ、しばらく何かしらの道具を探す振りをして悲しみに暮れるジェスチャーを交えてロッドを畳み撤退してみせます。

あっちからみると神の啓示が降ったような光景にみえることでしょう・・・

あっ、アイツ、あっちで後続がヒラスズキ釣ったけどなんか必要なモノを忘れて撤退せなアカンのか!
おっしゃ、ホナ次はあっち行くでぇ!


みたいな(笑)

もちろん、駐車スペースで待ってるなんてブサイクな真似はせず(こういう場合はコッチの姿を見せたらだめなのだ)、先行者氏の様子がわかる別のポイントまで車で移動します。







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うへぇ・・・一応実釣もするけど、ここはアカン。

死ねる


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つーか死ぬ

どーする、また別の場所いくか?もう元の磯に戻るか?

なーんて感じで先行者氏の様子をみてみると・・・




さ っ き ぼ ら お さ ん が ヒ ラ 釣 っ た と こ ろ に 移 動 し て る し 




デュフフフ、拙者の計略が大当たりでござる。

早速無人と化した本命の磯(つまり先行者がいた磯)に移るでござる。

時間的に考えて半分も攻略されていないはず。

前半はすっ飛ばして後半だけ攻めて焼き尽くしたらまた別の磯に行けばいいのよ・・・これがランガン効率ってモンよ。

さ、ポイントは空いた・・・あとはヒラスズキを釣るだけ。

(ぼらおさんくらいのレベルになると「いかにして釣るか」みたいな方法論は必要ないのだ・・・居れば、釣れる。釣れなければ、居ない・・・そういうこと)

ということで・・・せーの




エターナルフォースブリザードォッ!!!!




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ほらきたよ~・・・あ、あれ?

ちょっと違ったかナー

気を取り直して・・・




エターナルフォースブリザードォッ!!!!




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あ、あれぇ!?


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サラシにメッキが潜んでいる・・・そりゃあ結構なコトやけど、このサイズはヒラスズキの捕食対象つーか、まんまベイトやないかい?

それが果敢にルアーにアタックしてくるということは・・・?



ンー



ちなみに自分が最後にメッキをルアーで釣ったのは2011か2012の秋のサーフのことで、かなり久しぶりだったモンで懐かしいというか嬉しいというか、その頃を思い出してノスタルジックな気分になりました。

ま、死滅回遊ってヤツだからリリースしてもせんでもロクな未来がないよな、君たちも・・・なんて身も蓋もないことを思いつつもできるだけ早く優しくリリース。



大きく場所移動。
(あ、先行者はずっと同じ場所・・・すなわちぼらおさんがセイゴ釣ったところに微動だにせず陣取っておりました・・・中々斬新な磯ヒラスタイルですが、この日はこれで良かったと思います・・・彼にとって。おそらく自分が再度やって来たことや彼がいた磯の奥で釣っていたことに気が付かなかったことでしょう)



なんか今日は善行を積んだせいかヤケにお腹空いたなぁ

ってんで磯に入る前にQK


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えっ!
今日は全員カップラーメン食っていいのか!?



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ああ・・・しっかり食え
おかわりもいいぞ!
遠慮するな、今までの分も食え


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うめぇ
うめぇ

(もちろんおかわりとかムリっす・・・)


さて、後半戦というか最終戦・・・実はカップラーメン食べる前に1磯と半磯くらいやってチヌらしき乗らないバイト1のみのほぼ完全ゲームで、なにかオカシイことに気がついていたんですよね。

ベイトは岸に接岸しているわけではないけれど、ちょっと沖に12~14cmくらいの結構大きなカタクチがいる。
海に突っ込んだ鳥が咥えていたので間違いない。
底荒れしてるわけではなく、サラシはちょっと強めだけれど、なかなか理想的なカタチで存在する。
なのにヒラスズキが居ない。
海水温は・・・何回か被ったからわかるけれど・・・全然冷たくない。
すくなくとも「急激に落ちた感」はしない。

なんでや・・・?
(もちろん釣れないのではなく、居ないという確信があるのである)



と、その時ッ!



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一気にもってかれてもーた・・・

ヒットゾーンは岸から10m強

なんかモゾッとした感触があったのでフッキング動作を2,3回入れた次の瞬間、沖方向の底に走っていかれて、あわててドラグ締めたら底に着いたらしくてピクリと動かなくなった。
10秒くらい剥がそうとリフトを試みたらジワリと動きがあって、おっいけると思った瞬間・・・すかっ・・・空虚な手応え。

うーん、マサやな・・・多分そこそこデカい奴

つーかヒラスズキが辺り一帯から消えた理由はオマエらか。





反省点はある。

まず第一に、ガイド抜けを重視してリーダーを短くしてた(フロロ10号を1ヒロ半)こと。

次に、ヒラスズキの反応が貴重な日ということで、ドラグも緩めだったしファイトも「優しくあやす方向性」で臨んでいたこと・・・初動が壊滅的にダメだった。
強引さもなかったしベールフリーにする判断力もなかった。

そして最後に、掛けたポイントが悪すぎたこと。


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右にも左にも動けないワンドの奥からヒラスズキタックルでサラシの中のマサを掛ける・・・これ、最悪の組み合わせね(苦笑)

何回か体験してますけど、こういうシチュエーションでは「今マサが回ってきてここで掛かってしまうかも」という事前の心構えがあって初めてまともなファイト(勝てるかどうかは別にして)になります。
初動が命です・・・ブリとかマダイは舐めプからの慌てて本気出すで挽回できますけど、マサは無理。

ただ、それにしてももうちょっと何とかなったはずやなぁ・・・タックル的に(UC11 2Sに2号)もリーダー長以外は悪くなかったし、ここはシャローじゃなくて結構な深みだから底に潜られる前に何らかの手を講じる時間があった(つってもほんの数秒だけど)んだよなあ。

ああ、悔しや。


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予備スプールの2.5号+ナイロン14号リーダーを取り出し、足場をもうちょっとマシな位置に変えて再開






・・・このままおめおめと帰れるものか!

誇り高き稲妻薔薇百合鯨騎士団の名にかけて、貴様をッ!倒すッ!!






エターナルフォースブリザードォッ!!!!












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くっ・・・殺せ・・・
(囚われの身となった女騎士風に)

使ったルアーズ


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もっていかれたのはコレのコットンキャンディー・・・このルアーをゆっくり大きくジャークさせながら沖から引いてくると青物の反応がマジでエエですわ・・・フックは太軸#2イケます。

こんなタックルを使っています






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