初心者のためのヒラスズキロッド選び講座②

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1日500円をヒラスズキロッド購入のために貯金するとしたら1ヶ月で15000円貯まります。

2ヶ月で30000円・・・うーんちょっと苦しい

3ヶ月で45000円・・・中古なら買えるものが多くなりますね

4ヶ月で60000円・・・4ヶ月頑張れば新品で買えるロッドがぼちぼち出てきます

5ヶ月で75000円・・・多数のヒラスズキロッドが射程圏内に入りました

つまり平均的な成人男性は年に2本、ヒラスズキロッドを無理なく購入することが可能であるといえるでしょう(ニッコリ)





ガイドリングの口径はマジ重要

そこそこやりこんだ磯ヒラマンからすると、ロッド主要諸元のうち「ガイド口径」に特に注視するのは常識中の常識ですが、おそらくビギナーの方がそこを気にすることは稀ではないかと危惧しています。

ぶっちゃけ、超重要ですから・・・ガイド口径

何故かというと、ロッドに適合する最大のライン号数・・・つまりライン強度はここで決まってしまうといっても過言ではないからです。

リーダー長が1mくらいの釣りなら(つまりデイリーシーバスくらいなら)ガイド口径に神経質になることはほぼないかと思いますが、ショックリーダーを長く引き込んでキャストすることがある磯ヒラ特有の事情がそうさせます。

具体的にいうと

SICで最終リングサイズ8
トルザイトだと7相当だといわれてます
=フロロ8号30lbが限界(もしくはナイロン8号~10号)
=事実上の適合PEは1.5~2号
=PE自体は2号でも2.5号でも問題がないがそこに接続するショックリーダーがどうせフロロ8号30lbになるからPEを太くするメリットがあまり生じないので結局PE1.5号になる

SICで最終リングサイズ10
=フロロ10~12号35~40lbが限界(もしくはナイロン10号~14号)
=事実上の適合PEは2~3号
=ブランクの性質とガイドセッティングによってフロロ12号40lbが比較的楽に使えるロッド(つまりPE2.5~3が使える)とそうでないロッド(つまりPE2にフロロ10が適合)にわかれる

結局どんなにパワーがあってもガイド口径がショボいとリーダーが細くなり、リーダーが細いとメインPEラインも細くなる(太くする意味があまりない・・・磯ヒラ界隈でいえば本線切れを防ぐためにPE2号にリーダーはあえてフロロ8号30lbの組み合わせにするくらい)ので、ブランクに備わっているポテンシャルパワーの全てが引き出せなくなる・・・ということです。

あ、時々妙なガイドセッティングのロッドとかありますけどね・・・最終リングサイズ6とか。
そういうロッドは確信犯的に「ガイドは引き込むな」「オマエならリーダーは短くてもできるだろ」という前提のもと作られた「分かっている人」のためのロッドですから、間違っても初心者のうちは手を出さないよーに!


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別の言い方をすると、ガイドセッティング・・・特に最終ガイド口径を聞けばそのロッドがPE2号ロッド(剛竿・ヒラヒラ両狙い系)なのか1.5号(純ヒラスズキ系)ロッドなのかがわかる、つーことです。

ただし、やっぱりあまり需要がないせいか、メーカーのオフィシャルなスペック表には掲載されてないことが多いです・・・ガイド口径を含むガイドセッティングの詳細。
でもホントは8-8-8-8-10-12-12-・・・トップガイドのみはあえて○○を避けて~バットガイドだけはダブルフットの・・・みたいに細かく書かれてあって欲しいんですヨ。
どういう意図でそうしたのかの説明が、そのセッティングまでたどり着くまでにどれくらいトライ&エラーを繰り返したのかのストーリーがあればなおよし、というヤツですヨ。

というわけで、気になったロッドのガイドの情報がどこにも載っていないようであればどんどん問い合わせましょう。

青物でも余裕!瞬殺!とかHPに書かれているのにいま聞いたらガイドは最終8の設定っておかしくないですか?オタクはPE1.5号でヒラマサガンガン釣るって想定してるんスか?

みたいなドギツイ質問を繰り出せるようになったら一人前だぞ!

ガイドフレームの材質について考える


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チタンか、ステンレスか、極稀にカーボンか。

先も述べた通り、ヒラスズキロッドくらいの強さと重さになると、ガイド重量の違いってあまり「差」を生み出さなくなるんです。
もちろん軽いに越したことはないんですけどね。
文字通り微々たる違いというか・・・ヒラスズキロッドは

ステンレスだから重い=NG
チタンだから軽い=GOOD
カーボンから超軽い=EXCELLENT

必ずしもこういうことではないと、理解しておきましょう。

ただし、材質の耐腐食性をどう考えるかは、非常に大切です。

磯ヒラって塩分濃度が高い、潮通しのいい海でやるじゃないですか。
んでもって、その釣りの性質上、海水がつま先からテッペンまで万遍なくBUKKAKEられるじゃないですか・・・もちろんロッドも。

【ここ超重要】
その濃いヤツをBUKKAKEられたロッド、その日のうちに洗浄できますか?



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遠征が多く、必ずしも洗浄できるとは限らないという想定のもとで使うのであれば、ガイドフレームはチタン製一択です。
あ、カーボンフレームも錆びないか(笑)

いやそうじゃない、家から近くの磯でやってるからこまめに洗えるよ・・・というのであれば、ステンレスでもかまいません。
いや、洗えないかもしれないしサビさせてしまうかもしれないけど、自分でガイド移植したりガイド巻いたりできるよDIY好きだから、という人も、ステンレスでOKかもしれません。

まぁぶっちゃけどれだけ洗ってもやっぱり磯ヒラの過酷な環境だとサビちゃんですけどね・・・ステンレス。

ロッドを長く使いたい、ロッドの価値と性能を長く保ちたいと思ったらやっぱりガイドフレームはチタンを選ぶのが無難です。

・・・え、カーボン、つまりAGSガイドは?




ロッドの破損(ガイドの破損含む)が多い磯ヒラにおいては、ガイドフレーム1個の値段が目ン玉飛び出るくらい高かったAGSガイドは意味がない、コスパ悪すぎ、アウトオブ眼中と言われてましたが、最近のAGSガイドの値下げでアリといえばアリになっ・・・た・・・か・・・ナ?ってところです。
もっとも、AGSガイドがデフォルトで搭載されているヒラスズキロッドってダイワ製しかないので、ダイワ以外のロッドを検討している方にはそもそも俎上にあがってこないと思われますが・・・

かつてはAGSガイドだけ売ってくれなかったのですが、今はフジの牙城を打ち壊すべく一般小売しているのでカスタムを考えている方には選択肢の一つとしてアリです。


続く


磯で便利なアイテムその①・・・勝手に緩むリールの締め具の悩みをイッパツ解決



磯で便利なアイテムその②・・・ナイフはいいヤツ使ったほうが気持ちエエぞ


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