デュエル ハードコア X8プロ (DUEL HARDCORE X8 PRO) ファーストインプレッション

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PEラインに「独創性」をもたせたくて頑張り続けるライン(だけじゃないよ)メーカーのDUELから”また”出たのがコレ・・・

ハードコアX8プロ

DUELのPEラインにおける「独創性」はことごとく空振りに終わった(・・・気がするけど違う?)にも関わらず、一向にギブアップしないのはなぜか。
もしかすると”今度こそ”ブレイクスルーが訪れたのか・・・

それともまた、いつものDUELの独創的PEの一つが出てきたのか、それを確かめるべく購入してみました。

カラーはイエロー単色と10m5色マーキングの2バージョンがあり、長さは150m200m300m600mと4パターンがリリースされているようです。



実質的に別物とはいえ、まさか自分が「ハードコアX8」と冠されたPEラインを買う日が再びくるとはなァ・・・(苦笑)

あ、そうそう・・・これはスーパーエックスワイヤー8からの派生というかバリエーションの一つで、旧ハードコアX8との直接の関係はまったくないみたいです。



細さと強度


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このスプールは長年G-soul x8 upgrade 1.5号200mの指定席でございまして、これ以上綺麗に収まるか?ってくらいピッタリ調整されていたワケですが・・・ハードコアX8プロに触った瞬間、直感的にこのままだと無理だと悟って再調整。
画像のレベルになるまで下巻きの量を相当落としました。

かなり太いです、このライン。

原糸はこの価格帯のPEラインのスタンダードとなっている東洋紡のIZANAS。
・・・が、とにかくコーティングが厚い(笑)
結果、当然のように太くなる・・・スレに強いと聞いていたのである程度は覚悟していたけれど、ウーン・・・

ちなみに破断強度は

1号が20lb
1.5号が30lb
2号が35lb

と、ごくフツーのスペックになっています。

ま、破断強度だけを見てPEを選んでいる人は永久に幸せになれないってのが常識になりつつあって、メーカー側もココの数値を変に盛らなくなる傾向にあって業界的にいい流れだと思います。
1号が22lbだからスゴイ!とか、1号18lbだから性能低っ!とか、そういう基準でPEの良し悪しを判断するのはマジで情弱です。

STOP! being ジョージャク


カラーと視認性

5色マーキングについては割愛


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このラインに惹かれた一つの要素がこのカラー・・・いわゆる「ブライトイエロー」的なヤツ。

結論からいうとサラシとの相性は△
上の画像のような黒い岩との相性は◎
薄いサラシ~サラシがない海面との相性は○

真っ白いサラシには溶け込みやすく決して視認性が高いとはいえないがまったく見えないというレベルではない。
サラシを除いたその他のシーンではコントラストがくっきり効いてよく見えることが多い。
想定する海況や光量、偏光グラスとの相性などの要素もあって一概に「○○にお勧め」など言いにくいカラーだが、磯ならヒラスズキよりは青物に向いていると思う。
サーフにも悪くないはず。


磯ヒラでの使用感でいえば、G-soul x8upgradeのグリーンのほうががバランスが良く、総合的には上かな。

え、シーバス用途?
シーバスは夜でも昼でもラインの視認性が鍵となることなんてなくね?
つまり・・・どーでもよくね?

あ、夜でも昼でも凪の磯マルにはいいかもしれぬ・・・

射程と滑らかさ


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飛ばんッッ!!


ガチのマジのマジのガチで飛ばない(迫真)
感覚的に飛距離マイナス5~10%って感じ(笑)

そういえば、なんというか、こう・・・・このゴワゴワ感・・・・スムーズさのカケラもないくらいコーティングで塗り固められ重くなった4本撚り、いや、もっと少ない撚りのラインを投げているような感覚・・・身に覚えがあるぞ


あっ!!
コレに先祖返りしてんのか!!



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元祖・X-wire
今から15年くらい前に存在したデュエルPEの草分け
2010年頃には既に絶滅危惧種だったような気がする
そういえばコレもカラーは同じブライトイエローだったはず・・・


それはさておき、このハードコアX8プロは端的にいってしまえば

「初心者でも比較的扱いやすい張りのあるゴワゴワ系」

であって、特にベイトリールとの相性がよいかと推測されまする
逆にツルツルでシルキースムーズなPEラインに慣れている人は戸惑うかも

飛距離を重視する人は間違ってもコレを買ってはいけませぬ・・・

コストパフォーマンス

デイリーシーバスでよく使われる1号150mで2000円アップ・・・よつあみのG-soul x8 upgradeに比べると特に安いわけではありません(微妙に高いくらい)
磯でよく使われる1.5号~3号の200~300mも、お値段的にはごく普通。

ではスレに強いから長い寿命が期待できるのかというと・・・「撚り」と「コーティング」の性質からして、そうでもないんじゃないかなと、なんとなく予見できます。

コーティングで固めすぎて柔軟性がないせいか、どことなく撚りがホツレやすいんですワ・・・マイクロピッチで密に編み上げたってホントかよ?

いや、ほんと、根拠はないんですけどね・・・

操作性&トラブル

滑らかさに欠け、太く重いぶん飛ばないラインですが、糸ふけのコントロールなどは初心者も調整しやすくなっています。
磯ヒラで強い横風を受けてもトラブルレスで、ラインメンディングがとてもやりやすい。
張りがあって重さを感じるということは、PEライン初心者にありがちなスプールの中での爆発系のトラブルも起きにくいのではないかな、と思います。
ハードコアX8プロはその性質からしてPE初心者に優しいというか、モノフィラメントに慣れた人をターゲットしているラインかもしれません。
タチウオとかタイラバとか、あまり意味のないバリエーション展開のしかたからして、そういう層を狙っているのではないかな、と。

寿命

上のほうで「あまり長くないんじゃないか」的なことを書いていますが、心情的にはもちろん、長くあってくれることを願っています。

ただ、「擦れに強い」っていう要素を期待して買ったワケですがこのコーティング・・・実験上の擦れに対する強さは確保されているとしても実際の使用上起きるコトにあまり耐性がないように見受けられるんですよ・・・マジで。

もしかしてブレイドを撚り上げてからコーティングしたのではなく、コーティングしたブレイドを撚った?
ぶっちゃけ「密」な感じはゼロで、撚りが些細なことからバラけてしまうという印象を持ちました。
具体的にいうと指のササクレとか、小枝の繊維とか、マジックテープの面とか、ザラザラ溶岩にちょっとでも触れるとね・・・


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まあ1、2回使って知った気になって書くのもアレですから、寿命という観点についてはセカンドインプレッションに乞うご期待・・・ということで。


ハードコアX8プロの印象は


G-soul x8 upgradeが10点だとすると


スーパーエックスワイヤー8が8点


それならハードコアX8プロは・・・5.5、いや6点くらいかな


というところです。








実はソルティガの予備スプールの3号300mもコレにしちまったんだよなぁ(苦笑)
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