春・桜・爆・狂・鱸①

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朝、磯に向かって車を走らせていると(ちなみにその道路にはセンターラインなんてオシャレなものはなく、お互いが協力してギリギリ対向車とすれ違うことができるような細道である)、とあるカーブでアウト・イン・アウトの大胆な軌道を描いてこちらの車線に大きく膨らみながら飛び出してきたキチ◯イ対向車とニアミスして

なんだよテメーは、ここでヒルクライムのタイムアタックでもしてんのかよfuckheadが・・・ああん?朝からトミ・マキネン気取りかよこの野郎!
どうでもいいけど◯ぬときは一人で◯ねよバーカ、バーカ!おたんこなすのデベソ!あんた嫌い!


てな感じに教養あるオトナのボキャブラリーを披露しつつ、到着。

もう3月も終わりかなというこの時期、遠目からでも山々がピンク色に染まって見えるほど桜があちらこちらで咲き誇っているし、道路脇にはかわいい菜の花たちが揺れているし、車から降りるとウグイスが可憐な声で競い合っている美しい春の朝・・・じゃないんですよね。

出遅れて余裕でマズメを逃した朝、春とはとても思えない気温7.6度(もうちょっと上がったとしても10度がせいぜいだろう)、強風で満開の前に散りゆく桜、ファック野郎とのニアミス、高すぎるウネリ、ショボイ潮回り・・・

クソみたいなどうしようもない朝でありまして、開始前から最高の1日(マッドマックス3でいうところの"what a lovely day!")になる予感がしてましたわ。




ファーストコンタクト

荒れすぎてミノーが泳がないというより、ミノーだと分厚いサラシの下から目視できてないんじゃないかという直感からバイブを沈めて使い出した直後に当日最初のコンタクトが発生


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フックが刺さった感触がなかったのでしばらく待って再開するも、反応は戻らず・・・・渋い感じ(サラシの中にいたのは触れた1匹だけ)がする

セカンドコンタクト

バイブからシンペンに替えたら軽く触れたような微細なアタリあり・・・


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ただし、このシンペンへのアタリは考慮に値しない「ノイズ」だった。

嬉しい1匹目

最初のバイブに戻して、しっかり沈めて引いているとやっとのことでクリーンなバイトが発生。


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目ジャーで50~55ってところ・・・最初の1匹はなんだって嬉しい。
オス

不死身の2匹目

あちらこちらにバイブを投げ倒していても芳しくないので、先のクリーンヒットゾーンを足場を変えて(つまり通す角度を変えて)攻めてみるとポンッ!と2匹目


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これもオス


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エラが外れて(脱臼?脱骨?)いたので、やってしまったかと思いきや・・・


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この逆側にしっかり極まったフッキングからしたらどうやってもエラが外れるわけがない、エラ周辺には出血もない、はて・・・?
と不思議に思っていたら・・・どうもこの外れたエラは古傷(そんなに古いものではないかも?)で、治りかけ。
この状態でたくましく生きていることに感動してなるべく静かに戻せる場所へ持っていてからのリリース。

場所を移動する

朝と違ってトミマキネンだかミカハッキネンだかには遭遇しなかったものの、選んだ移動先は大荒れも大荒れで竿出しを躊躇する。
ウネリも高いけれど、風が強すぎてやばい・・・竿がマトモに振れんのかっていうレベルで、立っているだけで苦しい。
マイケルジャクソンの「斜め立ち」パフォーマンスが普通にできそう(笑)

普段ならほんの僅かでも「躊躇い」が発生した時点で竿出しには至らないわけだけれど、少し離れた海上で「これから発生する宴」を予感させる鳥の集団を発見。


10分くらい眺めていると、もうすぐ岸からの射程圏内に入ってきそうな感じがしてる・・・どーするよ、これ?



そのまま踵を返して車内で本のページをぱらぱら、スマホでxvideosをぽちぽち、ここに鳥山なんかなかったんや・・・荒れすぎて危険な海があるだけなんや・・・

でも、もし・・・

・・・もし、数十分後に再び様子見をした時に、唯一竿出し可能なあの高台に鳥山が近づいていたら、ヤル。
断固としてヤル。







~~~そして数十分後~~~~




これは



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くる



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つーか、きた



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自分の背後からカモメが、トンビが、カツオドリが、大慌てて次々と飛び出してくる



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イサキナブラならともかく、スズキナブラか青物ナブラならどえらい事になるぞ、コレ



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これはもう「大釣り」になる予感しかない・・・今ならあのファック野郎を許せる、いや、許す(あ、でもイサキナブラだったら許さん)


最重量級の3匹目

結論からいうと当日最強の魚はこのマル


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重すぎてどうやっても空中に浮かせられないので安全地帯までのズリ上げ(ブッコ抜きなんて夢もまた夢)が困難を極める


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一時、これはもう無理かもしれんねとランディングを諦めかけたところに特大の合成波がやってきて一気に上がってハッピーラッキーランディング。
ちなみに自分はどんな波でも安全な高台にいます・・・ランディングはまず波打ち際に上げて、そこから数段階に分けて数メートル下の「台地」までズリ上げて、波の合間に高台の岩壁から降りてフィッシュグリップで捕獲後、高台まで岩壁をよじ登るよーな感じ。


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記録より(そのランディングの困難さから)記憶に残る魚・・・苦笑

ナイス体型な4匹目

マル・ヒラ混合の素敵なフィーバーということがこの時点で判明


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どちらも等しく愛でてやるぞ!

ちなみにヒットパターンはバイブを投げて、沈めて、引いてくる・・・求められる技術はこれだけなんだけれども、これがまた難しい。
風に飛ばされないように踏ん張りながら立っているだけで消耗するし、強風を斬って逆風真正面に数十メートル飛ばすにはそれなりの腕がいる。
アタリの出方がバチパターンのような「横着な吸い込み待ち」で非常に浅く(ルアーが何かに接触したからといって即アワセを入れても無駄)、全神経を集中していないとクリーンヒットか否かを判断できない。
クリーンヒットに気が付かないまま、あとで変なフッキングいれても(当然のように)高確率でバレる。
文字に起こすと単純なことだけれども、立っているだけでキツイ状況でUC11のような剛竿を使いながら繊細な感性を発揮するのは難儀なことである。

心・技・体に、TPOに合ったタックルチョイスが出来なければ、獲れるものも獲れないのだ。

ライントラブルとルアー連続ロスト

4匹目をリリースした直後に(どうも当日の最アタリルアーっぽかった)ロリベ99っぽいブツをアワセ切れでロスト。
PE本線が風に煽られて岩肌に擦れていた・・・?

岩陰に隠れて結束し、意気揚々と高台に戻った直後に、(風が強すぎて)ベールフリーのラインがあっという間にガイドとガイドの間から飛び出ていく惨劇を体験。

岩陰にトンボ返りでこれを直したと思ったら発見できなかったエアノットができていたようで、復帰直後のキャストでレンジバイブ80っぽいブツがまたまたアワセ切れ。

3度目の岩陰行きの際にあちこちに打ち上げられたイワシを目視して心の平穏を取り戻す・・・


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いや、鳥の様子からも、釣った魚のゲロからも、絶対に高密度のイワシが寄せられていたのは知ってたけどさ・・・


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実際にナブラの原因であるカタクチの現物をみると落ち着くものなのデス・・・大丈夫、このフィーバーは風と波の強い指向性の影響もあって5分10分で消えるようなモンじゃないと、そう自分に言い聞かせて焦らずじっくりラインを点検したのちに・・・

最大サイズの5匹目

レンジバイブ80っぽいヤツで撃てる範囲内(風のせいでびっくりするほど短い)を焼き尽くしたというか、スレさせてしまったっぽいので、鉄板を取り出して暖めていた(というか単純に届かなかった)ところまで投げてみると・・・


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うーん、ドストライク(笑)


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先の最重量級のマルより大きいようにみえますけど、引きの力自体も、フィッシュグリップで持ち上げた感じもマルに軍配が上がったよーな。
ヒラのくせに・・・しっかりせい!

使ったルアーズ


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大荒れなせいかナチュラル系でも特に目立つようなカラーが良かった・・・クリア系はビミョーな反応。


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1個500円くらいだからオススメ。

こんなタックルを使っています










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