春・桜・爆・狂・鱸③

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「ン、いい釣りだった」


という、やや感傷的な締めくくりの言葉が口から漏れてから僅か12時間後・・・再び磯に降り立っているのはもちろんぼらおさんである。

昔、項羽と劉邦が中華の覇権を巡ってガチの戦争の真っ只中だったある日、劉邦は項羽に向かってこう呼びかけました。

「我々2人のせいで天下の人民が苦しんでいる・・・お互い思う所があるでしょうが、もうそろそろやめにしませんか?」

これを信じた項羽は軍をまとめて国へと引き返すのですが、停戦を提案した劉邦は、なんとこれを騙し討ちしてしまうのです。

天地に誓った和睦を反故にして騙し討ちにかける・・・これは徳義に悖る、儒教の世界観においては恥ずべき小人の行いとされるものですが、このような「悪の所業」は決定的に瞬間においては大事の前の小事として矮小化されるのが歴史というもの・・・敗者の実情は闇に葬り去られ、勝者にとって都合のいい話が真実の歴史として紡がれるのです。

周の武王はその主である殷の紂王に反逆して中華を統一し、劉邦は項羽を謀って400年の帝国を打ち立て、慕容垂は恩人である符堅を見捨てて燕の国(後燕)を復興させたのですのが、いずれも前者が大業を成し遂げた英雄として描かれ、後者が油断した間抜けとされているじゃないですか。
眼前で渡河してくる敵が河を渡り終えて整列するのを待って、敵味方両軍の準備が整ってから「いにしえの仁義ある戦い」を始めた宋の襄公がコテンパンにやられて宋の国が傾いたという故事・・・現実にそぐわぬ理想論を貫き通そうとしたために失敗したことを「宋襄の仁」といって揶揄してきたのが人類の歴史であるならば、よろしい、釣ろうではありませんか。

確かに私は12時間前に、この上ない満足感と共に「いい釣りだった」と言った・・・しかしそれが今日、天から賜りし絶好の機会を逃す理由にはならないと、歴史が私を釣りにへと突き動かすのです。



1匹目の量産型マル

・・・みたいなことをブツブツ呟きながら朝マズメの時短釣行をスタート。

ようは勝てばいいんだよ、勝てばよ・・・なぁ?悔しいだろぉ(誰が?)ガッハッハッハ

登場して1分で爆死するようなキャラのセリフだけど、多分勝つだろ、ウン。
気象条件その他を考慮すると、前日の勢いが一晩で突然消えてなくなるワケがないのは自明の理というもの。

ま、ノコノコと同じ場所に赴いて同じコトやっても芸がないですからね、イロイロと変えますけどね・・・・なーんて言いながら探っていると、ホットスポットを早速発見。

サラシはまったく関係ありません。


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そういえば前日の量産型と似てるなってことで計測してみると・・・


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だいたいロクゴーくらいと思ってたら、案の定ロクゴーか。

クリーンヒットをエラ洗いでバラシ&根際で擦られてバラシ

前日なら絶対に獲れてたはずのヒットを、弛みきった動作とヌルい気持ちから2連続でバラして自分自身に原辰徳。


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前者はほぼ間違いなくマルだけれど、後者はなんとなくヒラっぽかったな・・・ヒットゾーンも違ったし。

2匹目の量産型マル

気を引き締め直し、前日のアタリルアーのエッセンスは一体何だったかを再現してみようとイロイロと工夫していると・・・


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なるほど、フォールが特にいいんか


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丸呑み気持ちいいっ


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99mmのアレ・・・ちょっと大き過ぎる感があって敬遠しがちだったけど「特異な食わせ能力」はあるんやなぁ
やっぱり適材適所ってことやな


3匹目のフッコ

不調だったメインカメラをバッテリーを交換して使っていたけど、この日も度重なるトラブルに悩まされて発狂しそうになる。


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ただ釣るだけじゃなくて、良い写真を撮ってくるのも自分に課せられたタスクなんだよなぁ・・・「こういう構図の画が欲しい」と言われてパッと出せないヤツは出世しねぇ・・・なーんてブツブツ言いながら50前後と思わしきフッコをゲット。
よし、新しいカメラを買うか。

4匹目の量産型

んー、やっぱりフォールで丸呑み・・・


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ンギモチイィッ!


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ただなぁ・・・欲しいのは白子持ちのヒラなんやけど、多分ここはマルばかりでヒラはおらんやろ?

無限マルを中断して移動

ガチにマジで時間が限られてるのでマルはまた今度・・・ってんでさっさと移動。


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特に暖かいわけじゃないけど、前日のような冬を感じさせるような日ではないな


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ぼらおさんは本当はバーカ◯ねだのウンコ野郎だのfuckだの、やれ今日は勝っただの負けただのと、そういう汚い言葉を使ってツマンナイことを書き著すのではなく、花や鳥を愛で厳しくも美しい自然への讃歌を書きたいのです。

しかし「ウンコ」とか「チ◯ポ」みたいな言葉にやたらと食いつきがいい読者層のニーズに合わせようとすると、それができないんですよね・・・残念です。

5匹目のお土産ヒラ

ヤッタァァ!!
勝ったァァァァ!!
見たか、ボケナスどもぉ(誰・・・?)!?



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場所移動に成功してほっと一息。


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自分好みのサイズの上限かな・・・しかもオス・・・素晴らしい。
沈めたバイブを大きくジャークというかバイブをダートさせるというか、まぁそういうやつで。

「バイブを自在に動かして誘い出す」

この小技を覚えるとミノーでは釣れなかった魚が釣れるようなったりならなかったり・・・ま、磯のバイブは中々奥が深い世界で「バイブは初心者のルアーだろ?」なんて思い込んでいたら損をするのは間違いないです。

短いけど充実した内容だった。
いい釣りだった。

使ったルアーズ


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ちなみに88は強い逆風下だとそんなに飛ばないし、大荒れ気味な日は特にレンジキープに苦しむしで、88も一応使ってみたものの99が圧倒的に使い勝手良かったです。
キビナゴカラーが好き・・・1個600円くらい

こんなタックルを使っています








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