オリンパス Tough TG-6

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結論からいうとこのコンデジは釣り用にはお勧めしません。

デイorナイト

お勧めしません
(大切なことなので2度いいました)


WHY?





ハッキリいってこのカメラ(の自動機能)が無能だからです。

5年間に渡って野外でハードに使い続けたニコンのCOOLPIX AW130の挙動が怪しくなり、今年の春からオリンパスのTough TG-6を使い始めたワケですが


このTG-6は釣りでよく使う


・夜間の水の流れを捉えるのが苦手
個人的には釣り上がった瞬間とかリリース寸前の魚体が水と絡んでいる図が好きなんですけど・・・


DSCN1081.jpg


↑AW130で撮ったこういうヤツね
TG-6ではこういうのを上手に撮るのがかなり難しい


・風景のズームupが汚い
釣りブログを書いているとボウズの時は綺麗な風景(の画像)に助けてもらいたいと密かに願うものですが、それが叶わない(笑)
ちなみにAW130と比べて同倍率の綺麗さで劣り、最大ズーム倍率でも劣ります・・・風景写真に限っていえば2015か2016年リリースのAW130に勝る点が何一つありません(笑)


・デイライト下で魚体を撮ると白飛びしまくる

これが一番致命的かな・・・


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↑TG-6でホワイトバランスを抑えながら撮影
↓同じ魚をスマホで普通に撮影


KIMG0645_2021.jpg


一目瞭然です
ヒラメにマダイにブリにサゴシ・・・小さいのはキスとかアジとか色々撮影しましたけど、本職のシーバス(ヒラスズキ)が一番このカメラと相性が悪いな、というなんとも笑えない結論に至りました。

タフ6は誰でも上手に撮らせようとする「お利口な機能」がアホ杉なんですわ。

「魚のお腹の白」とトコトン相性が悪いんですわ。
この白をみるとホワイトバランスを無視したクソみたいな色調に修正しようとするクソAIが搭載されているんですわ。

ニコンのAW130はお利口機能が素晴らしかった・・・ワンタッチでTPOに合わせた切り替えが有効だった。
一方でタフ6は使えるお利口機能が乏しく、しかもアホなAIが勝手に光の具合を弄ってしまって「前はコレで良かったけど今回はダメ」みたいになって安定性に欠けちゃうんです。

もちろんその場で色々と設定してあげるとなんとか見るに耐えるのが撮れるんですけど、魚を捏ねくり回して弱らせてしまうのが嫌いでなるべく早くリリースしてあげたい派のぼらおさんは「納得の設定にたどり着くまでの所要時間」が許せんのです。
(ちなみに設定には直感的な操作性の存在が皆無でアンフレンドリー)
このカメラを使うと間違いなく釣ってから撮影してリリースまでの所要時間が長くなります。
なるべく魚を傷つけないよう意識してる人には不向きです。

ちなみにこのカメラ、タフなアウトドア用として売っているクセにいたる所に「ファッショナブルであろう」とする意図が込められていて機能性が損なわれているんですね。

例えば「ログボタン」・・・カメラの電源が入っていなくてもGPSによるログを記録するというボタンですがこのボタンがONになっているとマッハの勢いでバッテリーが消耗していき、撮りたいときにカメラを取り出してもバッテリーが殆ど残っていないという悲惨な状況になります・・・ちなみにこのボタンは意図せぬ誤爆でONになりやすいです(苦笑)
例えばストラップ・・・何故かオシャレなリスト型(手持ち型)のストラップになっていて、実用的な首掛け型のストラップの装着が不可能。
例えば正面のレンズカバー・・・不必要に露出している面積が広く(機能的な意味はまったくないと思われる)、付着する水滴が撮影時に邪魔になりやすい。自分のように磯での使用が多いと、この部分はぶつけに対して特に脆弱だろうなということで意識して守る必要が出てくるんですわ。
タフさがウリならもっと守るべき重要部位(バイタルパート)の縮小に努めろよ・・・どのへんが「タフ」なんだよこの野郎。


まぁ他にも機能の面で書くこと、長所なんかもあるんですけどね・・・


2万円とか3万円くらいの機種ならともかく、5万upの本機種でこれはナシと結論していいでしょう。


画質的には並
機能性・操作性は壊滅的
タフっぽいけどオシャレを意識してタフに成り切れてない


と、いうわけで全くお勧めしません、オリンパスのタフ6




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