サンヨーナイロン APPLAUD ソルトマックスショックリーダー タイプN

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バリバスにおけるVEP的なナイロンショックリーダー

引張強度は並(というかナイロンにして低い)で硬めの糸質だけれども伸びにくく根ズレに強いというヤツ





このショックリーダーというか、ソルトルアーにおけるサンヨーナイロンの最大の欠点は

「具体的に何に優れるのかわからない機能&商品説明」

だと思うんですよね。


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↑コレ(あるいは公式HP)読んでナニがいいのかわかる人、おる?
ちなみにナイロンとしては「超柔軟」でもなんでもないです(苦笑)



サンヨーナイロンは淡水の釣り・・・バス界においては一大ブランドらしいですけど、PEラインが主流となっている海水においてはその認知度はイマイチのよーな気がします。
イマイチな原因はM田基さんの起用こういうところにあるんじゃないんですかね・・・?
シェアがイマイチであればこそ、商品の性質の表現は「雰囲気」ではなく「真実」であるべきだし、採用したテクノロジーや機能性をもっと詳しく説明するべきだと思います。

あと、号数表記が抜けているのも頂けないつーか、選ばれにくくなっている理由の一つかと。

一般的なナイロンの引張強度は:
7号30lb
8号35lb
10号40lb

伸びにくい加工をしている系のナイロン:
8号30lb
10号35lb
12号40lb

標準的なフロロ:
8号30lb
10号35lb
12号40lb

高級フロロ:
8号30lb↑
10号35lb↑
12号40lb↑

ソルトマックスショックリーダー タイプNの号数はパッケージから公式HPから何から何までひっくり返して調べてみても記述がゼロ。
【超柔軟加工】という言葉からは普通のナイロンの号数に準拠するものかと誘導されるし、【特殊耐摩耗加工】という言葉からは伸びない系のナイロンの号数に準拠するものなんじゃないかと誘導されるしで、うーん・・・と(苦笑)

結局どちらかわからないままブラインドで35lbを買ってみたのですが、目測および使用感からすると
アプロード ソルトマックスショックリーダー タイプNの号数は「伸びない系ナイロン」に準拠するっぽいです

つまり

8号30lb
10号35lb
12号40lb
14号50lb




こういうコト。


M田基さんの写真をupする暇があるならちゃんと仕事しろ
トーシロならともかく、メーカーがこんな適当な感じで許されるモンなん・・・?
糸の太さ・直径ってタックルのセッティングを煮詰めていく上では引張強度値なんかより遥かに重要な情報ですぞ。
マジで。


・・・と、まぁこういうことでありまして、淡水のバスゲームを嗜まない人には訴求力がゼロに近くなってしまうんですね。
サンヨーナイロンが。
アプロードが。
ソルトマックスが。
どーやって数ある商品の中からこれを選べと(苦笑)
人から勧めてもらう以外はありえないんじゃないかと。



ショックリーダーソムリエのぼらおさん(人から勧められて買った)の評価はこうなります



ガイド抜け・・・ナイロンとしては悪い
その触感、スプールについた巻癖、ガイド抜け感からいってナイロンとしては相当硬い・・・VEPより硬い。
最ヤワのフロロであるグランドマックスFXに近い。
ま、いってもナイロンはナイロンなんで(その硬さに)さほど身構える必要はありませぬ。
「ナイロンにしては思ったより長くリーダー長をとれないな」とか、その程度の話です。
ちなみに自分が磯ヒラで使う7~10号サイズの体感での硬さ(しなやかさ)の比較はこう:

↑硬い
シーガーグランドマックスFX(フロロでもっともしなやか)
サンヨーナイロンソルトマックス←ここ
バリバスVEP
DUELハードコアカーボナイロン
サンラインシステムショックリーダー
↓しなやか

根ズレに対する強さ・・・かなり強い
【特殊耐摩耗加工】のおかげ?
傷が入りにくいという印象を受けます
ガリガリに擦られたことはないのですが、ちょっと岩肌に触れた程度ではなんともなかったです。
VEPと互角かそれ以上っぽい・・・とはいっても「ナイロンにしては強い」という意味なので過信は禁物。


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傷が入りにくいということは初期スペックの引張強度が保たれやすいということで、リーダー35lbを掴んで持ち上げる強引なランディング(ブリ x2, ランカーヒラスズキ x1)にもいまのところ全て成功しています。
ちなみに普通の伸びやすいナイロンリーダーでこれやると、魚体が中空に浮いた瞬間に限界まで伸びきって切れてしまい、ランディングに失敗することがあります。

吸水劣化・・・なかなか強い
朝から夕方まで使い続けるとその日の終わりには(強度の)劣化を感じる・・・とかはまったくないです。
物は試しということで翌日に持ち越して使用した結果、ブリやヒラスズキ程度なら耐えうるんじゃないかと思いました。


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ちなみに普通のナイロンはその日の夕方には劣化を感じることがありますし、翌日にまで持ち越して使ったらヒットした瞬間にプツンとリーダーが切れちゃったなんてことはザラです。
ナイロンリーダーの再利用は決して推奨される使い方ではありませんが、このような高いクオリティーがあるということは覚えておいて損ではないでしょう。

ノリの良さ・・・普通
ナイロンリーダーの美徳の一つにバイトに対するノリの良さがあるわけですが、このリーダーはあまり伸びないのでその効果も限定的。
フロロよりマシというレベル。

結束・・・普通
柔らかいフロロの代名詞であるグランドマックスFXを結束しているような感触。
ナイロンにしてはPEが食い込まない・・・かといって力を入れすぎて締め付けるとフロロと違って強度が落ちやすいので、そのへんの加減を見極めましょう。
ちなみに50m巻のスプールは携行性が良くないです・・・巻き変え推奨。

コスパ・・・それほど悪くない
50mだとVEPとほぼ同じ相場(通販ならば1200~1300円前後)
ナイロンにしてはやや高いけれど、そのコストにビクビク怯えることなく普通に使えます。


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総評・・・VEPと同レベルでお勧め
正直、その性能は手放しで称賛に値すると思います。
5kg以上の魚を数本、リーダー手持ちで抜いたので一気に信頼が芽生えました。
多くの人が嫌っているであろうVEPの白濁感がなく、ナチュラルクリアカラーであることもGOOD(笑)

これぞ「ナイロン屋のナイロン」だ(褒め言葉)

って感じのショックリーダーです。
リピートするだろうし、別サイズも随時揃えていこうと思います。

最小号数が8号30lbなので都市部の釣りにはあまり縁がないアイテムになるかもしれませんが、ナイロン素材が求められるオフショア・ショアのキャスティングゲームにお勧めします。


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