博多湾冬タチウオ奇行2

ぼくは勘違いしていた・・・前回のタチウオ釣行を終えて
「ひょっとしてこの冬は渋い?」
なんて思っていましたが、それは大きな間違いでした。
今回に比べたら前回はパラダイスであり、恵まれたコンディションともいえるレベルの良い日でしたね、ハイ。
つ、つまり・・・?
この冬はただ単に渋いんじゃなくて
ゲキシブ
だっつーことです・・・激渋(大切二度言)。
この日、一番釣れていた人でイワシのパックの二袋目を開封してほんのちょっと使った程度で終了。

ちなみにワタクシは一袋(とキビナゴを少し)を綺麗に使い切った感じ。
運が悪い人はイワシ一袋を余らせていました(マジ)。
このイワシを一袋使い切ることがない・・・という事態がどれくらい深刻なものかは、タチウオ愛好家ならば察することができるでしょう。

ぶいーん
と、やってきたいつもの海域。
タチ目的の船の数が少なくて、この時点で既にヤな雰囲気(苦笑)
案の定、開始直後は全然釣れないので船が動き回ります。
どうも日が登って水温が暖まらないうちは活性が低いみたいです・・・確定的に。
そういうことなら遅出便というか、午後便というか、そういうのがあったらいいなぁ

この日は何度も群れを探しに動いたんですが、結局いつもここ(この船と福岡タワーが見える位置)に戻ってきました。
で

ぼらおさんを含めたこの冬のリピーター組は、ぼちぼち揚げ続けてどうにか釣りとして成立させていますが、この冬初めての冬タチ童貞たちは圧倒的に苦戦しています。
ぶっちゃけると30号の大型テンヤがアカンのです
夏の甘酸っぱい思い出を引きずったらイカンのです。

40~60gのテンヤ(1本針)にイワシなら頭を外してコンパクトに、キビナゴならスーパーの小さいヤツじゃなく釣具店の大型キビナゴを頭ごと巻き付けるのが正解なんです。
ラバースカートは必須じゃないですけど、あったほうが明確に有利なときがあるので使う使わないは別として用意しておいたほうがいいです。
ちなみに今回はマリアのパニックベイト・タチウオLのこのカラー(KM1)に露骨な好反応が集まりました。

誘いは「小刻みな誘いを連続で続ける」場合が良い時と、ひたすら無心で「ノーアクションで超デッドスローリトリーブ」をやる場合が良い時があったりします(何が好まれるかは時間帯によっても変わります)。
今回はいいサイズをコンスタントに出し続けた上手な人(この人はマジで別格だった)が前者、一番数を釣った人が後者のパターンでした。
タナは底から5mくらいまでで、それ以上のタナになるとほぼ意味がないんじゃないかなぁと思います。
小刻み誘いにしても超デッドスローにしてもタナ管理は超重要。
アワセについては、ただの齧りと本アワセをすべきタイミングの明確な違いがわからない・・・という人であっても、待つより(ダメ元で)積極的にアワセに行ったほうがいいです。
竿にもよりますが、数をこなしていけば違いがなんとなくわかるようになります。
逆に辛抱強く待っていたらベリーが絞り込まれて向こうアワセで良型が乗ってた・・・なんてことは本当にレアなので見極め修行と思って行くしかないっす。

このメカニズムに途中から気がついて軌道修正できた初見組はだいたい5,6匹でフィニッシュ。
できなかった人たちはもっと釣れてなかったはず・・・そもそも反応の数が少なすぎて何が悪いのかわからなかった(この点、前回のぼらおさんはまだ恵まれていた)と思いますが、寒さの中アタリは無いわ、極稀にあってもアワセに成功しないわでツラい釣りになりましたなぁ。
ホント、同情します。

そういう自分は指4が1匹、3以下が7匹くらいでフィニッシュ。
イワシとキビナゴがめっちゃ余った・・・
デッドスローの数釣りの人で多分10+(15届いたかな?)くらい。
小刻みな誘いが上手な人は数こそ10前後だけれどもそのうち良型が4,5匹という結果でした。
よし、また行こ!
みたいなセリフはきっぷよく言えないよなぁ・・・この内容だと。

でも骨せんべいバリバリ食べてタチウオ炙って一杯やってるとやっぱり美味いんだよなぁ・・・どうしようかなぁ
使ったルアーズ

福岡の釣具店のタチウオコーナーに必ずといっていいほど置かれてあるマルシンの「タチウオJOYヘッド」を大型化した商品。
サイズ感と重量が博多湾にベストマッチしてます。
これ使ったらLLの30gにはもう戻れないです(苦笑)
針先は相変わらず要研磨のマルシンクオリティーですが研ぎさえすれば使用に耐えます。
お値段は安いまま(つーか他のマトモなテンヤの半額以下)で、普通に釣れます。
今まで届かなかった痒かったところにやっと届くというか、まぁそんな感じのシロモノですね。
こんなタックルを使っています
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