バチ抜けカレンダー

DSCN7174.jpg


「バチ抜けカレンダー」と称される怪文書が今年も届いた。

もちろんこの類(釣りグラフとか釣りカレンダーの類)のものは地域が違ったら潮位差・干満の時間・水温・気温が違うのでそのまま流用できるものではない。
バチの場合は地域によるバチの種類の違いも出てくる。





batican.jpg


・・・が、どいうワケかこのカレンダーのレコメンドと、自分が知るヤマトカワゴカイのフィールドのタイミング(潮・時間)が妙に合っているのである。
直線距離で400kmくらい離れているのに(苦笑)

そういうわけで、はるばるヤマトカワゴカイの海まで一時間半くらい掛けてやってきた某日・・・


河口からどの程度の距離で竿を出そうか迷ったものの、こういう時は中途半端はイカンよなと考え結構な(バチ的には)上流でスタート。
誰にでも安牌だとわかる河口周辺はあとで覗いてみればいいし。
仮に時合を逃したとしても、居残り組の誰かにバチ抜けどーだったん?と聞いて情報収集くらいはできるでしょ。


で、満潮から下げの動き出し。


ここで抜けなくても抜けたバチが絶対に流れてくるだろってところで待っていると・・・


KIMG2587.jpg


これぞ



「ザ・虚無」



って感じで何も起きません。
ほんと、なにもないの。
ナイモン・アンド・ガーファンクル

イベントといえば時々ボラが跳ねるくらい。
水中ガン見してたらハゼを発見するくらい。
サギが「グェー!ギョッ!ギョッー」みたいな奇声を上げるくらい。

ここで待っててもどーしようもない雰囲気が漂っているので場所を変えたり、対岸に行ってみたりするのですが、基本、虚無。




あ、卑劣なルアートラップを発見したのもイベントといえばイベントか。


KIMG2589.jpg


潮が動いているのに大五郎みたいな巨大な焼酎のペットボトルが1ヶ所に留まっていて、おかしいなアレと思っていたらそこから横にロープが伸びてやがんの。
まじ○ねよクソが。

フックが弱くて助かったじぇ

で、この上流エリアに見切りをつけてサルにでもわかるバチ抜けポイントのほうへ足を伸ばしてみると・・・


「さぞかし人が多いんだろうな」


という予想は裏切られ、まったく誰もいません。

釣座は選びたい放題なので一番良さげな場所に陣取って投げてみますが、やっぱり何も起こりません。

時合を外したか・・・?

みたいに疑心暗鬼に陥りつつ「誰もいなかったら話が聞けねーじゃねぇかこの野郎!」と逆ギレしかけましたが、そもそも今夜は何も抜けてないし釣れるような日ではなかったからこうなのだ、と理解しました。
あ、橋の上からせっせと投げては常夜灯から常夜灯へとランガン(←笑)していた人が一人いましたが、そういう輩は軽蔑の対象であって、ンなヤツと口を利いてまで情報を収集しようとは思いませぬ。

ストップ!橋の上フィッシング
だめ、絶対






バチ抜けは諦めざるをえないけれど、まだまだいい流れが残っている時間帯・・・

とりあえず


バチ抜けカレンダー、当たらねーじゃねぇか!
ばーかばーか!!



と、悪態をついて去ります。
まあ普通のシーバスは他のポイントでできるし。




移動して一つ目のポイント(かなり久しぶり)にやってくると、なんとなんと・・・河川工事の影響か何か知りませんけど全体的に激シャロー化&変化が一切ないフラットな川底化しているではありませんか。
これはちょっと・・・ということで次のポイントに行ってみると、先行者の姿アリだし時間も押してるしつーことでゲームオーバー。

水温やらなんやら諸々の理由があると思いますが、おそらく次の潮からなんでしょうね、ここのヤマトカワゴカイのバチ抜けは。
でも次の潮あたりから近場のデイリーな釣りが可能になるかもしれない・・・次の次の潮になるほほぼ確実に開幕してるので、海まで一時間半かけて行くバチ抜け狙いの釣りの価値が急激に低下するんです。
ヒラスズキに投入すべきリソースを確保しておきたいという思惑も入りますし。
ま、今年も縁がなかったということで2023年のヤマトカワゴカイのバチ抜け狙いは終わります(もしかしたらワンチャンくらいあるかもしれないけど)。


はあ~
ほんと当たんねーな、バチ抜けカレンダー。



使ったルアーズ




フィール120
エリア10
エリア10EVO
マニック95
マニック115など

こんなタックルを使っています





関連記事